とりあえず気持ちが萎えないうちにつらつら書いてみます。
【1st Set】
Because I Love You (Tom Harrell)
Moon Alley (Tom Harrell)
Eiderdown (Steve Swallow)
O Amor Em Paz (A.C.Jobim)
I Still Have That Other Girl (B.Bacharach and E.Costello)
I Am That (Lars Jansson)*
【2nd Set】
Evidence (Thelonious Monk)*
Love Dance (Ivan Lins)
Naima's Love Song (John Hicks)
Regrets (Don Grolnick)*
Sweet Love Of Mine (Woody Shaw)*
Painted From Memory (B.Bacharach and E.Costello)
【Encore】
Take The A Train (Duke Ellington)
Au Privave (Chrlie Parker)
夏のジャズストからの再演は8曲
新曲は*をつけた4曲です。
再演曲の説明は前回ライブレポを参照していただくとして割愛。
I Am That は細木さんの選曲。
ラーシュの同名タイトルアルバムに入ってます。
といっても、僕はその音源を持っておらず、1-3の元ネタと同じ、Tore Johansenの I.S.というアルバムに収録されているバージョン しか聴いておらず、当日リハでモノホン音源を聴いて、急遽テーマをルバートから始めることにしました。これがけっこう当たりだったんじゃないかな、と。すでにレポートを書いてくれたすずっくさんは「ラテン」と評されてますが、確かにそーだったかも(特にテーマ)
ま、モノホンピアノトリオとは程遠いことは間違いない。だけど、あのマイナーとメジャーを行ったり来たりする感じは さすがラーシュならでは。とても気持ちよくアドリブが吹けました。
イントロのピアノも「さすが」という 感じ。
Evidenceは東さん動議だったかな?これは夏のジャズストでも演奏する予定だったんですが、リハの出来があまりに酷かったのでボツになった曲(笑)
今回は John Patitucci の Line By Lineというアルバムを参考に、テーマの前にブリッジ的に一発を挟んだ16ビートバージョンで演奏。
ドラムがいないのでカチッとした16の感じは出なかったけど、 普通のリズムチェインジとはまた違った雰囲気が出せて良かったのでは。
これはやっぱり東さんのベースラインが光ってましたね。これは狙い通りで嬉しい。
Regrets は私の選曲。
元ネタはDon GrolnickのHearts and Numbers に収録。
選曲における最大の理由は「譜面があった」こと(笑)
そう、ヤギブラのドングロ特集の為に仕込んだ本に載ってた。
といつわけで、けっこう動議はいい加減なんですが、結果的には「このバンドの良さを最大限にひきだしてくれた」と言ってもいいかもしれません。
テーマひとつとっても実はすごく難しいコード進行で、お二方はかなりご苦労されたと思いますが、 ホントにやって良かった。
個人的にはテーマの吹き方をもっとしっかり練習して 再演してみたい。
Sweet Love Of Mine は東さん選曲。
有名なのはジャッキーマクリーンの演奏ですが、今回はYouTubeで見つけた日野皓正バンドのMt.Fuji Jazz Festival の演奏をお手本にしました。それがこちら。
http://youtu.be/OQLblbl1Nbk
たるーい感じのテーマと、まだメジャーデビュー前のジョシュアレッドマンの ストイックな感じのソロがカッコいいです。
いちおう雰囲気だけは真似してみたつもり。
アンコールはお客様のリクエストでAトレを。
この日の演奏のなかでは最も緊張した一曲(笑)超有名曲ながら、あんまりセッションなんかでもとりあげられないので、マジメに吹いたのは初めてかな。
あっ、ベースの阿部さんバンドで十日町でやったかも。
で、もいっかいアンコールをいただき、なんかブルースをってことで、たまたま本を開いたとこにあった パーカーのAu Privave を。
いや、普通のジャズも楽しいな、と。
再演曲についてはどの曲をとっても前回ジャズストよりはうまくいったんじゃないかな。
今回のライブはそこそこリハの時間が取れたこともあって、個人的には非常に充実したものになりました。普段の練習不足がたたり、リハが終わるころには既に唇がスタミナ切れしてしまい、音がイマイチだったのは若干くやまれるところ。
バンド全体としては、今回のライブで一つ上のステージに登れたような気がします。 単なる「慣れ」ではなく、「カタチ」としてかたまってきた、つまりはバンドとしての「作法」みたいなものがメンバーのなかに自然と共有化できるようになってきたからかな、と考えたりしてます。 このへんは東さん細木さんの意見も聴いてみたいところ。
ま、冷静に録音を聴いたりすると、そーでもなかったりするかもしれませんが(海賊版屋さまヨロシクですー)
ま、少なくとも来ていただいたお客様はそれなりに楽しんでいただけたようでよかったなと。
来ていただいたお客様、海賊版屋さま、すずっくさま、ネジキの荒木ご夫妻、そしてなによりいっしょに音楽を作ってくれたメンバー二人に改めて感謝申し上げます。
ありがとうございました!!
さて、次は冬のジャズストです。
Step Of Three はかなり自分の中のあまったるーい所にフォーカスしたので、そろそろ超ビターなものの方に揺り戻ししないと。
ということで、一年ぶりのヤギブラは 、皆様の期待にお応えする、と同時に期待を大きく裏切れる(いい意味でね)ようただいまいろいろと思案中。
JAZZ★DAY 第19回新潟ジャズストリート
八木ブラザーズX @ JAZZ FLASH
1月21日(土)18:30-20:30
八木義之 (vtb) 八木敬之 (sax) 細木久美 (pf) 大村光広 (b) 西尾研一 (ds)
では一月にまたお会いしましょー!